サポニン(Saponin)とは？
水の表面張力を低下させて泡を立てる｢サポニン｣は、ギリシャ語の｢Sapona(｢石鹸｣という意味)｣から由来する。サポニンの効能は、石鹸のような成分を持つサポニンが、人体の各器官を洗い流すと考えると理解しやすいだろう。
サポニンを含有する植物で身近なものは、
大豆やツルニンジン、ソバ、キキョウの根、セリ、緑豆、ニンニク、タマネギ、銀杏、葛などがあるが、それらの含有量はごく僅かである。一方、高麗人蔘のサポニンは、他の植物系のサポニンとは化学構造が異なることから、これを区別するために、｢人蔘(Ginseng)＋グリコシド(Glycoside)｣を合わせた｢ジンセノサイド(Ginsenoside)｣と呼ばれている。
人蔘サポニン成分は、
鎮静作用のあるプロトパナキサジオール系(PD)と興奮作用のあるプロトパナキサトリオール系(PT)に分けられるが、高麗人蔘は、アメリカニンジンやサンシチニンジン、トチバニンジンなどの外国産人蔘よりもサポニンの種類が多いだけでなく、プロトパナキサジオール系(PD)とプロトパナキサトリオール系(PT)がバランスよく含有されているため、血圧や体温など、身体のバランスを整える役割に長けている。
特に、生蔘を紅蔘に製造する過程において成分に変化が生じ、人体に有益な新しい種のサポニン“紅蔘サポニン”が生成され、これに含まれるＧ-Ｒｈ２成分には抗がん作用があり、全てのガン細胞を抑制する。現在、国際的に認定されている最強の抗がん剤｢ＣＤＤＰ｣を使用する時よりも、がん細胞を死滅させる活力が約３倍ほど多く生成されると言われている。また、生理的な解毒作用があり、抗血小板作用及び抗酸化活性作用、老化防止、脂肪分解、免疫機能の増強などの効果も見られる。ちなみに、現在まで、Ｇ-Ｒｈ２による副作用は発見されていない
